2011年06月12日

舌切りすずめも原型になった宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)をご存知ですか

宇治拾遺物語は鎌倉時代の初め頃に書かれた、短い物語を集めた本です。
その中には、舌切り雀の原型のような話や、芥川龍之介の「鼻」の原型の話などが
あります。

舌切り雀に似た話では「腰折れすずめ」という話があります。

大体は舌切りすずめと筋は同じなのですが、お祖母さんが親切にした雀はお礼にひょうたんの種をもってきます。
それをおばあさんが植えると、たくさんのひょうたんの実がなり、
お祖母さんは近所の人にもわけてあげます。

そしていくつかを干して、ひさご(徳利みたいなもの)にします。
乾いた頃、中の種を出そうとすると、なかから、お米が出てきます。
それは出しても出してもなくならず、お祖母さんはたいそうお金持ちになります。

それを見ていた隣のお祖母さんは、腰折れすずめを捕まえたいのですが、
なかなかそんな雀はいません。

それで、自分で雀に石を投げて腰を折ります。一匹では飽き足らず三匹の雀をわざと傷つけ介抱して山に放します。

雀はそれぞれひょうたんの種を持ってきます。嬉しくなったお祖母さんは早速ひさごを作りますが
でてきたのは米ではなく、あぶ、はち、ムカデ、へびなどでした。

けっきょくおばあさんはそれらの虫に刺されて死んでしまう・・という話になっていました。

すごく、舌きりすずめとにていますよね。

子供の頃からよく知っている話でしたがこんなに古いお話とは知りませんでした。
posted by 芭蕉 at 18:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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